尿検査の特殊機械をご紹介
2023年10月より機械の入れ替え、新規導入をおこなっています!
今回は、尿検査の特殊機械をご紹介します!!
当センターでは、腫瘍疾患を除き、キャラクター(性格)が許すのであればエコーで膀胱を確認し、穿刺採尿を行なっています。
穿刺採尿尿を検査に用いることで、正確な検査を行うことが可能です!!!
①尿沈渣分析装置(セディビューDx)
高性能のカメラ・AIを搭載し、尿沈渣中の有形成分を識別、分類することで、尿中の細菌や石の成分を検出することができます。泌尿器疾患の診断に有効です。
まだまだ導入病院は少ない機械になります。AI 搭載なので、機械は日々成長していきます。
顕微鏡所見を併用して用いますが、客観的な評価が可能です。
高性能カメラで撮影した写真を使って、飼主様にご説明が可能です。
②自動尿分析装置
尿中の白血球、蛋白、糖、潜血等を測定し、尿の性状検査に必要な機器です。
測定者の主観的な評価ではなく、だれが測定しても同等の客観的評価をしてくれる機械になります。
③臨床化学分析装置(カタリスト)
メインは血液検査の機械として使用していますが、尿のUPC(尿蛋白クレアチニン比)の測定が可能です、
UPCとは、尿に漏れ出てしまったタンパク質の指標です。
腎臓の糸球体という部分に障害が起こると、本当は糸球体を通過しないはずのタンパク質が通過してしまうことがあります。漏れ出したタンパク質はさらに尿細管という部分を傷害し、腎臓病の進行を早めてしまいます。(腎臓病の早期発見にも有効です。)
尿試験紙では分からないタンパク質の漏出があれば、投薬等の治療にて腎臓病の進行を抑えることが可能です。
ご家族のことでお困りのことがありましたら、お気軽にお越しください。
開院時間の詳細等は、ホームページをご覧ください。(https://www.hakata-dcm.jp)
博多犬猫医療センター(福岡市博多区千代 動物病院)
広報事務局