犬にケージでリラックスしてもらうためのコツ

『犬にケージでリラックスしてもらうためのコツ』

 

 

ご自宅の愛犬はケージ内でリラックスして過ごすことができていますか？

ケージ内でストレスなく過ごしてもらうことは、愛犬にとってとても大切なことです。

今回は、ケージが苦手な子に慣れてもらうためのコツをご紹介します。

 

～ペットが落ち着けるケージ環境を作る～

室内で自由に過ごしていても、その中に自分だけの空間が確保できるとリラックスして過ごすことができるので、ケージの利用をお勧めします。

①適切なサイズのケージを用意する。

ケージは、狭すぎても広すぎても良くありません。

最適なサイズは、最低でも犬が立った時に天井に頭がつかないもの・トイレと寝床とお水が設置できるもの・犬がUターンできる、大きさが必要です。

②トイレと寝床はしっかり分ける。

ケージ内にトイレを設置する場合は、犬がくつろぐ寝床とトイレはできるだけ明確に分けましょう。トイレトレーを使ったり、段差をつけると良いと思います。

キレイ好きの子は、トイレの隣に寝ることがストレスになることもあります。

③慣れないうちは扉を閉めない。

ケージに犬を入れて扉を閉めてしまうと、犬にとっては「閉じ込められる」「嫌なことをされる場所」と思ってしまいます。（叱る時にケージに入れるのもNGです！）

ケージに慣れるまでは、扉を開けたままにして自由に行き来できるようにしましょう。

④ケージの中で食事をさせる。

食事が大好きな子であれば、食事をケージの中で行うことはケージに慣れてもらうための近道になります。

また、食べムラや遊び食べをする子は、ケージ内で食事をあげて、「食べ終わったら出す」という習慣にすると集中して食べるようになります。

⑤布などで、一部目隠しをする。

網目状のケージの場合は、部分的に布などで目隠しをすると、よりリラックスして過ごせるでしょう。

 

入院・ペットホテル・災害時などのケージに入らないといけなくなるような状況になった時に、慣れていないとパニックになってしまったり、大きなストレスになってしまう恐れがあります。

犬の安全のためにも、ケージの中で落ち着いて過ごせるようにしておくことはとても重要なことです。

上記を参考に、ご家族のお部屋（ケージ）を見直してみてください。

 

 

ご不明なことがあれば、当センターへご相談ください。

 

 

 

博多犬猫医療センター（福岡市博多区千代　動物病院）

動物看護師（チーフマネージャー）

濱田　将平