セミナー報告
獣医師セミナー報告
9/23、24に行われたJBVP 日本臨床獣医学フォーラム 年次大会2023に参加してきました。
ホテルニューオータニを会場にして、全10以上の部屋に分かれ行われました。今の自分にあった題材を選び勉強してきました。
1日目
⭐︎救急医療 あの頃の某に教えたい救急で誰もが知っておくべき5つのこと
塗木貴臣先生
⭐︎画像診断学 腹部エコーの基礎
戸塚篤史先生
⭐︎消化器病学 下痢に抗菌薬を使用するか?
五十嵐寛高先生 大森啓太郎先生
⭐︎循環器病学 犬と猫の心不全治療-悩ましい利尿薬の使い方を考える-
髙野裕史先生
⭐︎外科学 知ってるつもりでできていない 最新の周術期管理法
鳥巣至道先生
2日目
⭐︎麻酔・疼痛管理 血圧下がって心臓が止まりそう!こんな時どうすれば??
浅川誠先生
⭐︎外科学 猫の尿路結石-初期対応から手術まで-
秋吉秀保先生
⭐︎軟部外科学 いろんなトラブルから学ぶ犬猫の不妊手術
鳥巣至道先生
⭐︎麻酔・疼痛管理 若手獣医師が考える不妊手術麻酔-安全で効率的かつ実践的な方法とは?-
小島一耀先生
⭐︎救急医療 若齢動物のエマージェンシー
中村俊先生
基礎的なセミナーからハイレベルなセミナーまで様々な講座がありました。自分に合ったレベル、今置かれてる現状に必要な知識、興味のある分野等で自分で選択し聞くことができました。
麻酔やエマージェンシー対応など何か起きた時に動物の命に直結するような内容を多めに勉強してきました。動物の命が危ない時は即座に病態を把握し、初期対応・初期治療が動物の命に大きく関わることを改めて勉強することができました。頭では分かっていても行動できなければ意味がなく、そのためにいつそのような状態の動物が来ても対応ができるだけの準備が大切だと知りました。その判断をする獣医師という職業は改めて責任が重いと痛感しました。
また、リスクが少なからずある麻酔を限りなく安全に遂行するための管理や薬品の選択、有事に対する準備、どれも欠けてはいけないということを改めて勉強することができました。
土日という病院が忙しい日にセミナーに参加させていただけたこと、とても感謝しております。その期間患者様にご迷惑をかけた分、勉強してきたことを還元していきたいと思っております。
セミナーには大学時代の友人も参加しており、楽しい時間を過ごすことができました。
博多犬猫医療センター(福岡市博多区千代 動物病院)
獣医師
田中陸大