犬の抱え方

犬の抱え方
 
 
犬を正しく抱っこできていますか?
 
犬を抱っこするときに、両前肢だけを持って抱き上げたり、犬の体勢が縦になるように抱っこしたりしていませんか?
 
犬は四足歩行の動物なので、通常背中は地面と平行な状態です。それを縦に抱きかかえようとすると、背中が反り返るような姿勢になってしまうので、かなり負担をかけてしまうことになります。
 
そうならないために、正しい抱っこの方法を覚えておきましょう!
今回は、「犬の正しい抱え方のポイント」をご紹介します。
 
①犬の横から抱き上げる。
正面から抱っこしようとすると犬の体勢が安定しないため、うまく抱き上げることができません。
 
②背中が地面と平行になるように支える。
犬の背中に負担がかからないように、地面と平行になるように抱きましょう。小型犬は、片腕でお尻と胴体を包み込むように横から手を入れて抱き上げ、犬の背中が地面と平行になるように手首より後ろの部分で胴体を固定しましょう。
中型犬以上は、両腕を広げて犬の胸下あたりとお尻の下を支えるようにして抱き上げます。
ダックスフンドやコーギーなどの胴長の犬種は、支えが不十分な状態だと腰がぶら下がった状態になるので注意が必要です。
 
③下ろす時はゆっくりと、四肢が床に着くのを確認する。
抱き上げた状態から下ろす時は、必ずゆっくりと下ろし四肢が地面に着いているのを確認してから、犬を解放しましょう。
 
犬の体格などで、抱え方は若干異なりますが、
基本は犬の背中が地面と平行になるように!!!
無理のない抱っこで、快適に過ごしましょう!
 
 
ご不明な点があれば、当センターへご相談ください。
 
 
 
博多犬猫医療センター
動物看護師(チーフマネージャー)
濱田 将平