猫の特発性膀胱炎について
今回は、猫ちゃんに多い特発性膀胱炎についてご紹介します。
膀胱炎は、様々な原因で起こりえます。(結石性・感染性・腫瘍性・特発性など)
人や犬に多いのは感染性膀胱炎ですが、猫に多いのは特発性膀胱炎です。
特発性膀胱炎は、細菌性などの他の膀胱炎が除外できた時に診断することが多い病態です。原因がはっきりしないことが多く、環境の変化をはじめとする精神的ストレスなどが発症に関わってると言われています。
症状としては
・頻尿
・血尿
・トイレ以外での排尿
・排尿時の痛み
・食欲不振
などがあげられます。
治療は症状に応じて異なりますが、
・抗炎症薬(痛みがある時)
・止血剤(血尿がある時)
・抗生物質(二次感染がみられる時・考えられる時)
・入院による静脈輸液や通院による皮下輸液(尿が出にくい時や脱水がある時)
・食事療法(水分量の多いFOODや、天然由来の精神安定剤が入っているもの)
・サプリメント(膀胱の健康維持の為)
などがあげられます。
当センターでは症状によって、飼主様と相談しオーダーメイド治療を行っています。
特発性膀胱炎は若い猫ちゃんにも発症し、2/3の猫が再発すると言われています。
なかなか改善せずに悩まれている方も多いかと思います。
当センターに、ご相談ください。
当センターは、キャットフレンドリー クリニックの認定を受けた動物病院です。
人と猫のお互いが心地良く共生できる生活を応援します。
ご不明な点があれば、当センターにお気軽にご連絡ください。
博多犬猫医療センター(福岡市博多区千代 動物病院)
動物看護師
上田 果奈